小さな作業を地道に継続することで大きな壁を打ち破りたい。 大阪工場 品質管理 2007年入社 末松祐美子 YUMIKO SUEMATSU

地道な積み重ねが、大きな課題をクリアする。
「万全を期したつもりでも、問題は必ず起きるものなんです。だから原因を調べて対策を練るという繰り返しが重要なんです」大阪工場で品質管理を担当する末松の仕事哲学である。
日々の業務は地道な作業の繰り返しだ。ラインを巡回し、印刷不良や折れ線強度の不良などがないかをチェックする。製造工程で見逃されてしまったような小さな事象も、末松はしっかりと見つけ出す。そして作業環境や保管状況に不備はないか、不良を生み出す原因を突き止め、対策を施す。
「現在、力を入れているのが防虫管理。つまり段ボールに小さな虫が入らないようにするための対策です。大阪工場の建屋は築50年と古いため、どうしても倉庫の隙間から虫が入ってしまう。その対策を担当しているんです」
社員の意識を高めるため、防虫対策の勉強会も実施した。担当は末松一人。その責任の重さが、末松のやりがいにつながっている。
目の前の事象の解決から根本的な解決策の立案へ。
末松は言う。「不良品の原因はラインだけにあるのではない。工場全体で取り組むべき問題だ」と。だが工場全体の意識を変え、行動を変えていくのは、簡単なことではない。入社6年目の若手社員にとって、険しい道のりであることは言うまでもない。
「大切なのは仕組みを構築することです。ルールを守れない人を注意するのではなくて、自然と守れるような工夫をすべきです」独学で品質管理に取り組んできた末松だが、統計学の手法を工場での品質管理に活かそうと外部の品質管理研修を受け、理論武装した。
「視野がずいぶん広がったと実感しています。現場に入りすぎて近視眼的にとらえていたことを、一歩引いて見られるようになりました。必ず不良削減に成果を上げられると信じています」
そうした自信が言葉や態度に表れているのだろう、「最近はいろんな人が今まで以上に真剣に耳を傾けてくれるようになった」と言う。目指すのは大阪工場の品質管理の抜本的改革。その目標の大きさが、末松をさらに奮い立たせている。

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